基本的には嗜好品として飲まれる紅茶だが、実は、本当に健康によい物質が含まれていることがわかってきた。とくに最近注目を集めているのが抗酸化作用である。2001年に開かれた米国心臓学会議で、「紅茶は活性酸素を除去する抗酸化作用のあるフラボノイドが最も豊富な飲料のひとつであり、心筋梗塞の発症率を下げる」「血管を強くする」といった予防効果が相次いで発表された。また、研究によっては、1杯の紅茶が、特定の活性酸素に対してはにんにくやブロッコリー、にんじん、芽キャベツ1食分より高い抗酸化作用を発揮するとも言われている。
ちなみに、フラボノイドは、ポリフェノールの一種で、紅茶や緑茶のほか、りんごやたまねぎなどの食物中にある植物性成分。紅茶に含まれるのは、カテキン、テアルビジン、テアフラビンなどで、紅茶特有の色や風味の元にもなっている。
...2007.10.24 Wednesday
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